保有車両と
粉粒体運搬車の仕組み
FLEET AND PNEUMATIC BULK CARRIER’S STRUCTURE

保有車両と粉粒体運搬車の仕組み FLEET AND PNEUMATIC BULK CARRIER’S STRUCTURE

カネミの保有車両 お客さまのニーズに応えるため、粉粒体輸送車を中心とした
車両を取り揃えています。

  • エアレーションブロー式三槽型

    エアレーションブロー式
    所有車両台数
    13台
    車両寸法
    950〜1172×
    249×326〜354
    最大積載量
    11.5t~14.7t
    車両総重量
    22t~25t
  • セミトレーラー

    セミトレーラー
    所有車両台数
    1台
    車両寸法
    934×250×354
    最大積載量
    18.3t
    車両総重量
    22t~25t
  • 平ボディ(4t)

    平ボディ(4t)
    所有車両台数
    3台
    車両寸法
    529×217×234
    最大積載量
    4.6t
    車両総重量
    7.8t
  • 平ボディ(10t)

    平ボディ(10t)
    所有車両台数
    4台
    車両寸法
    786~1199×
    250×326
    最大積載量
    11.5~14t
    車両総重量
    19.9~24.9t
効率的に運搬できる 粉粒体に特化した特殊車両

粉粒体運搬車とは 効率的に運搬できる粉粒体に特化した特殊車両

「粉粒体運搬車」とは、粉状のものや細かい粒状のものを運ぶ車を指し、主にセメントや炭酸カルシウム、石灰といった化学製品や、小麦粉やグラニュー糖などの食品原料を運ぶために使用されます。
用途や目的、運ぶ物質の違いで、バルク車、ホッパー車、エア車、バラ車、バルクローリーと呼称も多岐にわたります。

運搬の流れで知る特徴 空気の力で、粉を押し出す

通常、粉を運ぶには袋に入れて運びますが、粉の状態そのままで運搬できるのが大きな特徴です。
作業工数の減少や使用した袋の産廃処分がなくなり、効率的な運搬が実現します。

01 積込

01 積込

タンク内にサイロから直接粉粒体を流し入れます。

02 納入準備

04 排出準備

積込が完了したらハッチを閉めます。

03 加圧

03 加圧

コンプレッサーを回し、タンク内に空気を送ります。

04 密閉

02 密閉

専用ホースをサイロ側に接続します。

05 納入(圧送)

05 排出(圧送)

タンク内の圧力が既定値になったところで弁を開くと、サイロに粉が流れていきます。

粉粒体運搬車の種類 あらゆる粉粒体に対応する
車両のバリエーション

粉粒体の移動に空気の力を利用する点は共通していますが、運搬物や目的によって車の構造や荷役方式が異なります。

PNEUMATIC BULK CARRIER 01 エアスライド式(エア車・バラ車)

流動化しやすい粉粒体を一点に集めて排出

流動化しやすい粉粒体を一点に集めて排出

タンクの底部に設置されたエアスライドと呼ばれる空気を通す布地に空気を送り込み、粉粒体を空気を攪拌させてタンクから排出します。
流動化しやすいフライアッシュ、バラセメント等の微粉末の輸送に用いることが多いです。
一室傾筒型(タンク内が一室で底がV字型に傾斜)なので、排出バルブの操作が一つに収まり、作業効率に優れています。

構造と仕組み一槽型

タンクの底にあるエアスライドキャンバスから空気を噴出し、流動化させた粉粒体をタンク中央部の排出口に集めて排出します。空気の量や圧力を調整することで、粉粒体の流量や流速を制御できます。

構造と仕組み 一槽型

PNEUMATIC BULK CARRIER 02 エアレーションブロー式(エア車・ホッパー車)

シンプルな構造と空気圧で長距離・高所への排出が実現

シンプルな構造と空気圧で
長距離・高所への排出が実現

粉末を流動化させて排出するエアスライド式とは異なり、タンク内の傾斜と空気圧で排出するシンプルな仕組みで、粗粒子を含んだ多種類の粉末輸送に対応しています。
漏斗状の底の形状と空気圧を利用することから、長距離かつ高所への排出もでき、汎用性に優れています。

構造と仕組み多槽型

タンクの底部に設置されたエアレーションブローと呼ばれる空気を噴出するノズルに空気を送り込み、粉粒体を浮かせてタンクから排出します。エアスライド式と同様に空気の量や圧力を調整することで、粉粒体の流量や流速を制御できます。

構造と仕組み 多槽型